乾乳期の飼料管理とルーメン機能回復

乾乳期は次の出産に備えて休息する重要な期間です。

乾乳牛は乳の生産を行わず体力を回復する時期ですが、適切な乾乳期の飼料管理とルーメン機能の回復が、牛の健康と将来の繁殖に大きな影響を与えます。


乾乳期とは

乾乳期とは、搾乳開始後280日〜300日の間、次の出産に備えて休息する期間です。乾乳期は60〜90日間続き、乾乳期間中の牛は乾乳牛と呼ばれます。

乾乳牛は乳の生産を行わず、次の出産に向けて体力を回復し、休息を取る重要な時期です。乾乳期を乗り越えるためには適切な管理が必要であり、牛の健康と将来の繁殖に大きな影響を与えることを理解しておくことが重要です。

乾乳期の飼料管理について

乾乳期は次の2つの期間に分けられます。

  • 乾乳前期(乾乳開始~分娩3週間前)
  • 乾乳後期(分娩3週間前~分娩)

乾乳前期は、乳腺を休息・回復させます。飼料濃度を緩やかに落とし、ルーメン微生物に負担をかけないようにしなければなりません。(ルーメン微生物の働きについては「配合飼料に記載されているタンパク質の種類を解説」をご覧ください)

一方、乾乳後期では、分娩後の穀物給与にルーメンを慣れさせなければなりません。そのため、徐々に飼料濃度を上げます。胎子の成長にも影響を与えるため、栄養バランスを考慮しながら適切な飼料管理を行います。

乾乳期の飼料管理は牛の健康と次の出産に影響を与える重要なポイントです。乾乳前期と乾乳後期を適切に管理することで、牛の体力回復や子牛の健康な成長に寄与します。

乾乳期のルーメン機能回復

搾乳期間にはルーメンも酷使されていますから、乾乳期にはルーメン機能の回復を図ることも重要です。

ルーメンの回復にはVFA(揮発性脂肪酸 |Volatile Fatty Acid)の酢酸、酪酸、プロピオン酸の3種類を給与しましょう。

乾乳期のストレス解放

乾乳期にはストレスから解放してあげることも重要です。

とくに分娩時には体重以外に胎児・羊水・胎盤などの重量もかかるので、下半身の負担を軽減してあげます。


乾乳期は分娩に備えた重要な期間

乾乳期は牛の生産活動を休息させる大切な時期です。

乾乳期は牛の健康と将来の繁殖に大きな影響を与えるため、適切な飼料管理が必要です。特に乾乳前期と乾乳後期の2つの段階に分けて管理することが推奨されています。乾乳前期では乳腺の休息と回復を促し、飼料濃度を落として調整します。一方、乾乳後期では分娩後の穀物給与にルーメンを慣れさせるため、飼料濃度を徐々に上げていくことが重要です。

乾乳期の適切な管理は、牛の体力回復や次の出産に大きく寄与する重要なポイントです。牧場経営者や飼育者は、乾乳期を上手に乗り越えるために適切な飼料管理を行い、健康な牛の育成に努めることが必要です。

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