子牛の成長には初乳が非常に重要です。初乳には豊富な栄養素や抗体が含まれており、子牛の免疫力や健康な成長に欠かせない役割を果たします。
この記事では、さまざまな初乳製剤を比較し、子牛を元気に育てるためのポイントについて解説します。
なお、一般的によく使われている代用初乳は、「ファーストスタート」または「ヘッドスタート」です。
カウタローを運営する谷口商会では、ほぼすべてのお客様がヘッドスタートを利用しています。
ただし、とくに最近は、「代用初乳ヘッドスタートの代わり」を探している方が増えています。(当社にもよく問い合わせが来ます)
結論として、ヘッドスタートの代わりとしては、「ファーストスタート」がおすすめです。
この辺りの商品について、比較して紹介します。(下記は当社 谷口商会の販売価格です)
- ヘッドスタート:1箱(225g×25袋):120,780円(1袋単価4,831円)
- ファーストスタート60:1箱(250g×12袋):59,400円(1袋単価4,950円)+送料
- ファーストスタート100:1箱(450g×12袋):89,760円(1袋単価7,480円)+送料
「今までヘッドスタートを2袋給与していた」といった場合に、ファーストスタート1袋に切り替えるケースもございます。
| ヘッドスタート ×2袋 | 免疫グロブリン 合計120g (60g×2袋) | 9,662円 (2袋合計) |
| ファーストスタート100 | 免疫グロブリン100g (1袋) | 7,480円 (1袋) |
初乳製剤とは
初乳製剤、いわゆる子牛用の初乳代用乳とは、初乳の代わりとして子牛に給与するものです。
子牛は人間とは異なり、胎盤を通じて免疫を獲得できません。そのため、ほ乳欲が見られたらできるだけ早く初乳を給与することが重要です。
初乳には高濃度の抗体が含まれているため、子牛の免疫力を向上させる助けとなります。また、初乳を飲ませることは、子牛の健康と生存率を向上させることに貢献します。
参考>>子牛の成長に欠かせない初乳・離乳時期・飼料管理の重要性
人工哺育の場合は、代用初乳を給与することで、子牛の健やかな健康を図ります。
そんな代用初乳には様々な種類があり、どれが良いか迷っている方も多いかもしれません。ここからは、いくつかの代用初乳を紹介します。
ヘッドスタート

ヘッドスタートは、エランコジャパンから出ている子牛用の初乳粉末製品です。契約農家から集められた初乳が厳選され、脱脂加工などを行わずにスプレードライされています。(免疫グロブリン60g含有)
そのため、免疫関連因子、栄養成分、成長因子やホルモンなど、初乳中の成分がしっかりと含まれていることが特徴です。通常の代用初乳と比べ、初乳に近いとも言えます。
工程中と最終製品に活性を持つ免疫グロブリンの量が測定されており、高品質なこともポイントです。
参考記事:ヘッドスタートの使い方・価格について紹介|谷口商会
リッキング中の待ち時間にヘッドスタートを用意しているという声も聞きます。
- 生まれてすぐに1~2袋飲ませる。その後、6~8時間後にさらに1~2袋飲ませる
- 生まれてすぐに1~2袋を飲ませる。その後、後母牛につけて母乳をしっかり飲ませる
これだけで、子牛の成長が全然違うという方が多いです。

カウタローを運営する谷口商会で取引のある農家さんのうち、事故が少ないほぼすべてのお客様がヘッドスタートを使用していることも特徴です。
ヘッドスタートは溶けやすく、飲ませやすいため、初乳製剤をカンタンに給与したい方にはピッタリです。
カウタローを運営する谷口商会でも、ヘッドスタートを販売しています。
| 数量 | 販売価格(税込み) | 1袋の単価 |
|---|---|---|
| 5袋 | 28,050円 | 5,610円/1袋 |
| 10袋 | 51,480円 | 5,148円/1袋 |
| 15袋 | 77,220円 | 5,148円/1袋 |
| 25袋 (1箱) | 120,780円 | 4,831.2円/1袋 |
| 50袋 (2箱) | 231,000円 (1箱単価 115,500円) | 4,620円/1袋 |
※参考:メーカー希望小売価格 1箱(25袋) 123,750円+送料
当社でご注文の場合、ヘッドスタートは日本全国、送料無料でお届けしています。長野県から日本全国へ発送します。(石垣島や壱岐島など、離島からの注文実績もあります。離島でも送料込み価格です)
ファーストスタート
IgG量が保証された高品質で安全性の高い初乳由来の代用初乳です。
天然由来の初乳粉末混合飼料(100%天然初乳)でり、全脂タイプ(全脂初乳をそのまま粉末化)なので、免疫グロブリンの含有に信頼をおけます。
母牛の初乳に含まれる免疫グロブリンをはじめ、乳脂肪、各種栄養成分を豊富に含有していることが特徴です。
原料となる天然初乳は、USDAグレードA農場(米国農務省承認最優良農場)から分娩日(DAY1)にのみ集乳されています。
高品質で溶けやすいため、使い勝手も良いです。
給与方法に合わせて選べる2タイプ(IgG 60g/袋 と IgG 100g/袋)があります。
IgG含有量に応じた2規格です。
- 免疫グロブリン60g以上含有:ファーストスタート60
- 免疫グロブリン100g以上含有:ファーストスタート100
参考記事:ファーストスタートの利用方法・価格について紹介|谷口商会
代表的な代用初乳「ヘッドスタート」と価格を比べてみます。(当社の販売価格です)
- ヘッドスタート:1箱(225g×25袋):120,780円(1袋単価4,831円)
- ファーストスタート60:1箱(250g×12袋):59,400円(1袋単価4,950円)+送料
- ファーストスタート100:1箱(450g×12袋):89,760円(1袋単価7,480円)+送料
メイハート
子牛の疾病減少と哺育現場のストレス軽減をコンセプトに発売されたのが明治飼糧株式会社のメイハートです。
初乳由来の厳選された原料が使用されており、成分が安定しています。
初乳の代替としても、初乳不足分の補助としても利用できます。
さいしょのミルク
さいしょのミルクは、JAグループが提供する子牛用初乳代用乳です。免疫グロブリンが80g含まれています。
顆粒状なのでダマになりづらく、溶けやすいことも特徴です。
農家さんに話を聞くと、鉄の匂いが強く、飲まない子牛もいるとのことです。
カーフサポートダッシュ
カーフサポートダッシュは、ゼノアック(日本全薬工業)から出されている代用初乳です。
たまに移行乳の替わりとして、生後しばらく経っても、全薬の代用初乳「カーフサポートダッシュ」をミルクに混ぜている方を見ます。
農家さんに話を聞くと、「これまでカーフサポートダッシュを使っていたが、ヘッドスタートの方が調子がいいので切り替えた。そしたら全薬の営業から、カーフサポートダッシュもしばらくミルクに混ぜていた方がいいと言われたから、とりあえず使っている」という方が多いです。
しかし移行乳の特性を考えると、代用初乳ではなく移行乳として機能する「ヘッドチョイス」を使用した方がいいでしょう。
参考記事:移行乳「ヘッドチョイス」の使い方・価格|生後2日目(出生翌日)以降のサプリメントにおすすめ
ヘッドチョイスは、この記事でも紹介しているヘッドスタートの兄弟製品です。
オススメの初乳代用乳は「ヘッドスタート」か「ファーストスタート」
カウタローを運営する谷口商会合同会社でもいくつか代用乳を扱っていますが、オススメは「ヘッドスタート」か「ファーストスタート」です。
ヘッドスタートのオススメポイント
ヘッドスタートについては、やはり厳選された初乳が脱脂加工などを行わずにスプレードライされているため、子牛の調子も良いようでした。実際に使っている農家さんも多く、評判もいいです。
加工されていない、という所が、ヘッドスタートの最大の特徴です。免疫の吸収に大きく影響します。
ただし2026年6月より、世界的な供給制限が続いており、在庫不足が慢性化しているとのメーカー情報です。
(原料の初乳そのものが、人物薬用へ転用できることが分かり、牛用への供給が減っているとのことです)
ファーストスタートのオススメポイント
ファーストスタートについても全脂初乳をそのまま粉末化しており、母牛の初乳に含まれる免疫グロブリンをはじめ、乳脂肪、各種栄養成分を豊富に含有していることがポイントです。
また、免疫グロブリンの含有量に応じて60gと100gを選べるところもポイントといえます。
ヘッドスタートと比べて供給が2026年8月時点でも安定しており、切り替えを検討される方からの問い合わせも増えています。
代用初乳は免疫グロブリンの含有と加工工程がポイント
代用初乳(初乳製剤)には色々な種類がありますが、最終的には免疫グロブリンの含有がポイントです。
また、できれば初乳がそのまま粉末化された初乳製剤の方が、母牛の初乳に近いため望ましいです。
代用初乳をお探しの方は、ぜひ一度「ヘッドスタート」か「ファーストスタート」をお試しください。

